フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
第三章 恋
この感情は?
──最近、涼のことが、可愛く見えるようになってきた。
ほら、勉強を必死に頑張ってる姿、帰りに駄菓子屋に寄って、話してる時の笑い方。
なんだか可愛い。
「夏澄、ここ教えて」
「ここは……」
勉強を教えてるけど、チラッと涼を見てみた。
教えてる途中のノートを見続けて、必死に理解しようとしてる。
そんな姿が本当に可愛く見えてしまう。
「りょー、駄菓子屋行こ」
「え?でも今日あんまりやってなくない?」
「……集中切れた」
私の集中切れ……私が悪いんどけど、涼が可愛いもんだから……。
「オッケー、教えてもらってる立場だしね行こ」
ほら、私の意見を聞いてくれるのはかっこいい。