フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
「いいの見つけたね」
「うん」
涼は紙袋をもらっていて、その中にネックレスが入ってる。
少し値は張った。
でも涼もこれがいいって言ってた。
渋い顔をしながら財布とにらめっこしてて、少し笑っちゃった。
「私も出そっか?今日誘ってくれたお礼」なんて聞いたら、「大丈夫」って言って、なんとか財布からお金を出す涼。
中学生にしたら相当高い値段だった。
……思いは値段で決まるものじゃないけど、それでもこれにしようって決めた。
たぶん、涼も私も納得していた。
「じゃあまた学校で」
「うん、学校で」