フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
それで、私の事を沢山励まそうとしてくれる。
そんな涼のことを私は好きになった。
優しい、涼のことを。
隣の子は6時になって、席を経ってしまった。
塾のバッグを背負っていったから、これから塾なのだろう。
頑張れ。
私は届くわけもない声援を送った。
涼みたいに真剣に物事に取り組めることは……これからの財産になるよ。
涼も真剣にやってる。
それはきっと実になって、自分に返ってくるんだ。
だから、頑張れ。