フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
「深森さん、入って」
先生はドアを開けてから、教卓に戻っていった。
……なんて言おう。
「こんにちは、深森夏澄です。」
なんでだろう、みんなが面食らったような顔をしてる。
「好きな事は、スポーツをする事です、苦手なものが少ないです。」
一応お嬢様なんだけど……、なんだかキャラに合わないような……?
でも、しょうがないことはしょうがない。私はこういう子に育った。
「深森さんの席はあっち」
「わかりました」
私の席は、クラスの中心だった。
先生が馴染みやすいように配慮してくれたのかな?
馴染めるかどうかは、もうグループが出来上がっている時期に重要なことだから、ありがたい!
「さて、HRは終わりです、気を付け、礼。」「ありがとうございました」
「夏澄……さん?」