フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
……透くんをみてると、涼に会いたくなる。
涼を、見たくなるな。
そんなふうに思っちゃった。
口に入れてたお菓子をゴクンと飲み込んで、今の気持ちを話すことにした。
「透くん」
「どうした?」
「透くんが涼と重なる」
「……うん」
「透くんを見てると、涼に会いたくなる涼に余計見て欲しくなる」
「……そっか」
透くんを余計辛い気持ちにしちゃうかな。
でも、正直に話したかった。
「いいじゃん、正直……涼くんにも、ちゃんと正直に気持ちをいいな?」
正直に、気持ちを……涼に。
それは、私の大事なことかも。
涼は叶わないと思って、ずっと気持ちを伝えてない。