フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
涼は今さっき以上に目を見開いてた。
心から驚いてる。
「でも、私は癌が治ってない、治らないことにした」
「そ、そうなん、だ……」
「それは私を守るため。でも、家族を守りたいからってこともあったの」
私はお母さんも、お父さんも。
頑張ってきたことをちゃんと残しておきたかった。
家族がここにいたよという印を残したかった。
方法は間違ったかもしれない。
でも。私は、この選択を悔やんでない。
自己満かも。それでも。やろうと思った。