フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜

話してくれる?

「夏澄、俺、勘違いしてた……!」


「……俺の親は、夏澄を養子に受け取ろうとしてた」


「それで……夏澄ががんということを知った」



私を養子に……。



じゃあ、私が嘘をつくようになった、理由……。


「俺は、夏澄がクラスに入ってきた時、びっくりした、父さんが、言っていた子だって」


「だから、話しかけた」



あ、だから、話しかけてくれたのかな。


なるほど。


「夏澄と勉強会をして、いい子だなって思った」


「……うん」

「気づけば好きになってた……でも、がん。治らない。だから、俺の恋は期限付き」

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