【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
――そして、現在。



地下格闘技場での激闘を終え、傷だらけになりながらも立ち上がる総長・レイ


彼女は神代を睨み据える前、細い指先で、首元にあるあの『黒いチョーカー』を愛おしそうにそっと直した


あの日、チャラい相棒がくれた、始まりの黒。


これがあるから、彼女はどんな戦いでも、絶対に折れない最強の総長でいられるのだ


リング下でそれを見た颯太は、フッと不敵に笑い、心の中で呟く


(やっぱり、お前にはそれが一番よく似合ってるよ、レイ)


2人の絆は、あの静かな春の夜から、何一つ変わらずに繋がっていた。


(終)
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