【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
地獄の門を叩く少年
昨日の放課後、二代目総長・神代の圧倒的な威圧感と、
それを一瞬で退けた颯太先輩の強さを目の当たりにした高橋は、一睡もできないまま朝を迎えていた
(また守られた。俺が弱いせいで、いつも皆さんに迷惑がかかる。俺も……変わりたい……!)
放課後。夕日に染まる校舎の中で、高橋は意を決して生徒会室の前に立っていた
何度も深呼吸をし、震える手でドアをノックする。
「……失礼します!」
ガラリとドアを開けると、室内にはいつもの3人がいた
机に向かう九条澪
きっちり書類を整理する一ノ瀬刹那