その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
「ええ。多久君の必死のファクト収集により、神代の本当の本拠地を完全にロックしました。いつでも首を獲りにいけます」

一ノ瀬がメガネのブリッジを押し上げ、冷酷な勝利の数式を提示する

「お前ら! 覚悟が決まったなら、ビビってねえで腹括れよぉ!!」

蓮が吼え、陸が「黒曜の本当の怖さ、見せてあげようよ」と綺麗に笑う

「ミ、ミオさん……いえ、レイさん……!」

後ろで見ていた多久は、自分の集めた情報がチームの希望になり、

そしてレイさんの圧倒的な大演説によって黒曜の心が一つにまとまっていく光景に、涙が出るほど胸を熱くしていた

「「「レイさん……!!! 俺たちの覚悟、全部あなたに預けます!!!」」」

武道場に、地鳴りのような怒号と歓声が響き渡る

恐怖に怯えていた団員たちの目は、いまや最強の総長への熱狂と、神代への圧倒的な戦意へと完全に塗り替えられていた

「ふふ、良いお返事です、皆さん。……では、反撃と粋いきましょうか」

レイは妖艶に微笑み、白のカッターシャツの襟元を直した

チームの絆は、いま完全に一つになった。

神代との決戦の地へ向けて、最狂の暴走族『黒曜』が、ついにその牙を剥いて進撃を開始する
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