【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂

黒曜の秘密特訓






「違う、そこではありません、高橋君。神代の動向を探るなら、狂犬連盟がシマにしている隣町のガソリンスタンドの時間ごとの利用人数をグラフ化しなさい。そこに必ず“空白の時間”が生まれます。それが彼らの集会時刻です」


放課後の生徒会室。きっちり上までボタンを留めた一ノ瀬刹那が、
黒板に数式のようなメモを書き殴りながら冷徹に言い放つ


「は、はい! 一ノ瀬先輩……!」

ノートが真っ黒になるほどメモを取る高橋は、知恵熱が出そうだった。
黒曜の情報係になるための、一ノ瀬によるスパルタ居残り特訓だ。そこへ、ガラリと音を立ててドアが開いた。


「うわっ、一ノ瀬のやつ、また新入りをイジめてやがる。陰湿だなー!」


シルバーウルフの髪を揺らし、黒パーカー姿の千堂蓮がズカズカと入ってくる。


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