【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
「本当だよ〜。高橋くん顔が真っ白じゃん。ほら、購買で余ったイチゴオレあげる」


ミルクティーベージュのパーマ頭の鳴海陸が、ストローを挿したパックを差し出してくれた


「蓮、陸。ノックもせずに生徒会室に入るなと言っているでしょう。あと、私はイジめてなどいません。教育です」


一ノ瀬がメガネの奥の目をピキッと怒らせる


「教育だかなんだか知らねえがよぉ!」


蓮が高橋の肩に腕を回し、ニカッと笑った。


「情報集めなんて地味なことしてねえで、俺が喧嘩の仕方を教えてやるよ! 狂犬の残党なんて、こうやって顎の下からガツンとよぉ!」


「ちょ、蓮くん危ないって! 俺はスマホでのハッキング担当ね〜。他校の裏掲示板のパスワード、一瞬で抜く方法教えてあげる」


蓮と陸が、歳の近い高橋を面白がってこねくり回し始める。


「あの、お二人とも、一ノ瀬先輩の授業が……」


と困惑する高橋。
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