【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
颯太が髪をクシャッと掻きながら、いつものチャラいタメ口で2人に近づく


「颯太さん! ウイニングランの出番、残しておきましたよ!」


と陸が笑う


「ふむ、多久君の『ファクト』の精度は完璧でしたね。これで神代の手足はほぼもぎ取ったも同然です」


一ノ瀬がメガネのブリッジを押し上げ、冷酷に戦況を記録する。


全員が勝利を確信した、その時。


倉庫の奥の影から、パチ、パチ、パチ、と静かな拍手の音が響いた
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