【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
総長の覚悟
夜の鳳学園・武道場。暗がりに何十台ものバイクのヘッドライトが交錯し、
集まった『黒曜』の団員たちの顔を白く照らし出していた
だが、今夜の集会はいつもと違っていた
不気味なほどのざわめきと、重苦しい空気が場を支配している
「おい、聞いたか? また下の奴がやられたらしいぞ」
「神代って二代目総長、マジで容赦ねえって……」
「俺たち、このまま女の総長についていって大丈夫なのかよ……」
神代が仕掛けた卑劣な『黒曜狩り』の恐怖は、確実に団員たちの心を蝕んでいた。