【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
「私が総長である限り、我がチームの頭を下げさせる者は、この世に存在させません。神代がどれほど姑息に動こうと、私の『黒曜』が負ける未来など、万に一つもあり得ないのです」


壇上のレイは、凛とした声で、道場全体に響き渡るように言い放った


「命まで寄こせとは言いません。ですが、その覚悟だけは私に預けていただきます」


ドクン、と。その場にいた全員の心臓が、大きく跳ね上がった。


丁寧な言葉遣いだからこそ、裏にある彼女の本物の覚悟と、


仲間を一人も捨てないという圧倒的な器の大きさが、団員たちの魂に突き刺さる


「……レイさんの言う通りだよ」


颯太が頭の後ろで手を組みながら、いつものチャラさを消した不敵な笑みでタメ口をきく


「俺たちが信じた総長が、負けるわけないじゃん。神代の居場所ならさ、うちの優秀な参謀と、新入りの多久くんがもう特定しちゃったんだよねー?」
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