【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂

地獄の門を開けろ






放課後の鳳学園。


制服のまま、数十台の漆黒の単車が轟音を響かせて校門を飛び出した。


その先頭を走るのは、ブレザーを羽織った総長・レイと、背中に金刺繍を光らせた副総長・颯太


目指すは、神代が潜む隣町の地下格闘技場


ついに『黒曜』の総力戦が始まった



――数十分後。コンクリート剥き出しの薄暗い地下格闘技場の入り口


神代の配下である『狂犬連盟』の精鋭三十人が、鉄パイプや木刀を構えて待ち構えていた


「来たぞ! 黒曜の奴らだ!」


鉄の重い扉をぶち破るようにして、黒曜の本隊が突入する


「蓮、陸。私の作戦通り、まずは正面の防衛線を二手に分かれて切り崩しなさい。多久君が調べてくれた構造通り、奥のリングへ続く通路は一本しかありません」


< 70 / 115 >

この作品をシェア

pagetop