【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
一ノ瀬に叩き込まれた情報収集術をフルに活かし、
多久の的確なナビゲーションが幹部たちの動きを完璧にアシストしていく
「お前ら、ウイニングランの前に俺の出番がなくなっちゃうじゃん。ちょっとは残しといてよ?」
颯太がいつもの軽いタメ口をききながら、レイの数歩前を歩く
彼に近づこうとする敵の幹部クラスを、目にも留まらぬ速さの回し蹴りで次々とコンクリートの壁に叩き伏せていった
圧倒的な、格上の暴力。
「がはっ……! なんだこのナンバー2、強すぎる……っ!」
わずか数分。
多久の頭脳、一ノ瀬の指揮、そして蓮、陸、颯太の圧倒的な武力によって、三十人の精鋭は文字通り全滅した