はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
すると、翔也の返信が途絶えた。既読は付いている。千雪はしばらく画面を見つめて返事を待った。

(電話じゃだめだったかな?ちゃんと会って話した方がよかったかな……)

不安な気持ちで返事を待つ。

プルルルル……

千雪のスマホが、翔也からの電話を知らせた。手の中で着信音が続き、千雪はスライドしてスマホを耳に当てた。

「もしもし……」

翔也の声だ。

(また疎遠になったら嫌だな……でも……)

不安な気持ちで、千雪は返事をした。

「もしもし、ちぃ?はは……なんか照れくさいね」

「そうだね」

「……。ごめんね、ちぃを悩ませて。昨日眠れなかったんじゃない?」

「へへ……ちょっと寝不足かも。翔也くんは眠れた?」

「実は僕も、ちょっと寝不足かな。やっぱりあんな話をした以上、返事が気になるからね。なかなか寝付けなかったよ。ほら、ライバルもいるし」

「……」

千雪は返事に詰まった。
< 111 / 172 >

この作品をシェア

pagetop