はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
「もう一度言うよ。僕はちぃが好きだから結婚したいんだ。忘れてないよね?」

「私を好きって言ってくれて、ありがとう。凄く嬉しい。でも結婚はできないです。ごめんなさい。翔也くんには、本当の自分の幸せも考えてほしい。何が翔也くんの幸せ?多分、私との結婚ではないと思うよ」

「ちぃ……」

「翔也くんとは幼馴染として、良い関係でいたいです。ごめんなさい」

千雪はスマホを少し耳から離して、大きなため息を吐いた。安堵なのか寂しさなのか。しかし、腹立たしさは全くない。

むしろ、翔也が突然プロポーズをした理由が分かって、すっきりした。ずっと引っかかっていた事だったから。全ては愛子のためだったのだ。千雪はとても納得できた。
< 115 / 172 >

この作品をシェア

pagetop