はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
少し小首を傾げて、清香は眉根を寄せた。

「ハプニング?何があったかは知らないけど。たぶん、乗り合わせてた子達は、みんな興味津々で見てたと思うよ。八奈見くんはバレーボールで有名だったからね」

「え、そうだったの?八奈見が有名人だってことは、クラスメイトになってから知ったんだよ。私は建築デザイン科があったから、この高校を選んだだけだったし。バレーで有名な高校ってことも知らなかったんだよね」

「失礼だな」

哲平は小さく呟いた。そして千雪の腕を肘で軽く突く。

そんな二人を目の当たりにして、清香は今自分に出来る精一杯の笑みを貼り付けた。

「私、謝るつもりはないよ。これが私にできる精一杯だったの。二人にとっては迷惑だったかもしれないけど……私は後悔してない」

「自由な奴だな。俺はともかく、瀬戸には謝れよ」

少しむっとして哲平は腕を組んだ。
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