はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜

「それより。上原さんがストーカーってどういうこと?あっ、そういえば。高校の時上原さんから聞いたことある。八奈見を追いかけて同じ高校にしたって話。当時は愛だなって思ってたから、私の中では美談だったのに」

「美談な訳あるか!まぁ高校くらいはさ、一緒になっても有り得なくはないっていうか。そんなに気にしてなかったんだけど。俺は、バレーで春高行くのが夢でさ。少し遠いけどバレーの強豪校だから、ここを受験したんだ。でも、よく考えたら変だよな。上原さんが、わざわざうちの高校を受験する意味なくね?しかも工業高校だぞ」

哲平はまたもや顔を歪めて、ためらいがちに口を開いた。

「これは上原さんの過去を教えるみたいで、あんまり言いたくないんだけど……。中学の時、上原さん、いつも一人で居たんだよ。無表情で冗談も通じない、言っていい事と悪い事が分からないのか……みたいなことを言われてたかな」

「あー。なんか分かる気がする。自分の気持ちが最優先、的な」

千雪は哲平の言葉に同意した。心当たりが満載だったから。
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