はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
好きだと告白されたなら断る事もできる。嫌がらせを受けたなら対処もできる。が、哲平は何かされた訳じゃないのだ。一方的に精神的苦痛を感じているだけ。

「そっか、困ったね。どうすればいいんだろう」

哲平の気持ちを考えると、もどかしい。言うに言えないもどかしさ。一番嫌なパターンだ。

「てかさ、俺の話はいいんだよ。今回は瀬戸の話。この話を最初に戻すと、俺を理由に瀬戸が被害を(こうむ)って、それは許せんって話だよ」

「なるほど。そうだったね」

「高校の時とは違う。瀬戸が上原さんの言いなりになる事はないんだ。俺が協力する。公私混同して仕事相手に迷惑をかけるなんて、お互いの会社にとってデメリットしかないだろ?sasanoの社員として、もう一度謝るよ。本当に申し訳なかった。大きい話にしないでくれてありがとう」
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