はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
「瀬戸さん。この際だからはっきり言っておきますけど、私は生粋のアニオタなんです。コミケで知り合った彼氏以外、三次元の男は要りません。ただ、推しはね。推しは必要なんです。私は王子様キャラより騎士様キャラの方が推せるってだけで、生身の男に興味はないのですよ。今後も誤解のないようにお願いしますね。ちゃんと言いましたからね」
鼻息を荒くして梨乃は告白した。
そう言えば時々面白い言動をしていたな、と千雪は思い出す。今まで全く気づかずにいたのだが、そういうことだったのかと笑いが込み上げた。
そしてもう一つ。無意識に心の中で安心している自分もいた。八奈見を取られる心配は無いんだ、と。
(え?何?今の感情……)
千雪は自分でも驚いてしまった。無意識レベルで意識している自分が浅ましい。
先だっての清香の一件で、哲平の気持ちを聞いて誤解が解けた。仮とは言え恋人同士という肩書きもある。だからちょっと調子づいてしまっただけ。
「おい、瀬戸!浅田!ちょっと来い」
急に課長の沼田から声をかけられて千雪と梨乃はびくっと肩を上げた。
鼻息を荒くして梨乃は告白した。
そう言えば時々面白い言動をしていたな、と千雪は思い出す。今まで全く気づかずにいたのだが、そういうことだったのかと笑いが込み上げた。
そしてもう一つ。無意識に心の中で安心している自分もいた。八奈見を取られる心配は無いんだ、と。
(え?何?今の感情……)
千雪は自分でも驚いてしまった。無意識レベルで意識している自分が浅ましい。
先だっての清香の一件で、哲平の気持ちを聞いて誤解が解けた。仮とは言え恋人同士という肩書きもある。だからちょっと調子づいてしまっただけ。
「おい、瀬戸!浅田!ちょっと来い」
急に課長の沼田から声をかけられて千雪と梨乃はびくっと肩を上げた。