はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
店内を興味深く見渡していた哲平が翔也に笑いかけた。

「良いお店ですね。とても洗練されていて、賑やかだけど落ち着ける。そんなコンセプトを感じます」

一級建築士らしいコメントだ。翔也も笑顔でそれに応じた。

「ありがとうございます。僕の母が内装に口出しをしたみたいで。母の趣味が随所に反映されてて、昔住んでいた家を思い出します」

(やっと穏やかになった)

とほっとしたのも思ったのも束の間。翔也が続けて放った一言でこの場の空気は、ひっくり返ってしまった。
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