はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
開催者である翔也が同席を許可したのなら仕方がない。

「ねぇ、貸切のプレート出てたでしょ?よく入って来る勇気があったね。てか、そもそも何で来たの?」

千雪は哲平に詰め寄り、哲平の無神経な行動に腹をたてた。

入り口の扉には本日貸切というプレートを掛け、念のため鍵まで掛けてある喫茶店だ。千雪には哲平の意図が理解できない。

「ちぃ、もういいよ。二人の時間を楽しみにしてたけど、これはこれでまた一興かも。この三人でお茶するのは、最初で最後だと思うしね。」

翔也は千雪をなだめた。そして哲平へ、フェアにね、と笑った。

(翔也くんがいいならいいけど……)

千雪は楽しみにしていた二人での貸切を諦めた。
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