恐怖探偵団と真夏の神隠し
麗奈が隣を見ると、亮太たちも楽しんで怪談を聞いているようだった。蕾と鞠はお互いに抱き締め合い、桜と亮太は楽しそうに頷き、日向と優斗は目を輝かせている。翼は一見興味がなさそうにしているが、その目はきちんと先生たちに向けられていた。
(まさか、みんなで怪談を聞く日が来るなんてね)
そう麗奈が思っていると、四組副担任の怪談話が終わった。これで出し物は終わりか、という空気が生徒たちの中に流れたのだが、全く見知らぬ男性が現れたことで辺りは少し騒ついた。
「誰?」
「あんな人、知ってる?」
三十代から四十代に見える痩せ型のその男性は、ペコリと麗奈たち生徒にお辞儀をしてからマイクを手にする。淡々とした声が響いた。
「皆さん、初めまして。私はこのキャンプ場を経営している川口哲平(かわぐちてっぺい)と申します。先生方が怪談をすると聞き、私もぜひ一つお話ししたいと思いました。どうか、この地にまつわるお話をさせてください」
(まさか、みんなで怪談を聞く日が来るなんてね)
そう麗奈が思っていると、四組副担任の怪談話が終わった。これで出し物は終わりか、という空気が生徒たちの中に流れたのだが、全く見知らぬ男性が現れたことで辺りは少し騒ついた。
「誰?」
「あんな人、知ってる?」
三十代から四十代に見える痩せ型のその男性は、ペコリと麗奈たち生徒にお辞儀をしてからマイクを手にする。淡々とした声が響いた。
「皆さん、初めまして。私はこのキャンプ場を経営している川口哲平(かわぐちてっぺい)と申します。先生方が怪談をすると聞き、私もぜひ一つお話ししたいと思いました。どうか、この地にまつわるお話をさせてください」