男女に友情は存在しない。
最後に太陽の家に行ったのは、太陽が救急搬送されたあの日のこと。
生きた心地がしなくて、無我夢中で走っていた。
今日は走る気力はないけど…太陽に会いたい気持ちはあって、ただ少し緊張もしてて、複雑な感じだった。
久しぶりに地元に帰ってきた。
だいたい、1ヶ月半ぶりくらいかな。
この間まで当たり前のように過ごしてた場所なのに、変な感じだった。
実家に行きたいというより、ただ太陽に会いに来たっていう感情の方が大きかった。
私は太陽の家に向かいチャイムを鳴らした。
少し緊張気味だけど、これを乗り越えなきゃいけない。
「あら、梨紗?」と、太陽ママが出迎えくれた。
『お久しぶりです、太陽いますか?』
「今、コンビニに行ってると思う」
『部屋で待っててもいいですか?』
「もちろんよ」と言って、家の中にお邪魔した。
少し立ち話をしたあと、私は太陽の部屋に行った。
相変わらず煙草臭かったけど…前ほどではない。
たぶん、私の家にいることが多いからかなと思うけど…