男女に友情は存在しない。
お酒を飲むペースも食べるペースもスピードが減って、一旦を見つめていた。
「おい、梨紗大丈夫?」
私を現実の世界に引き寄せて来た先輩。
『あ、大丈夫です。トイレ行って来ます』
そう言って、私はトイレに逃げ込んだ。
それが私にとっては精一杯の行動だった。
この空気も壊してしまうし、先輩にも悪いことをしたら失礼だと思い何も出来なかった。
どうしたら良いだろう。
トイレに来て、1人になった私はやっと冷静になって…太陽のことが頭に浮かんだ。
もし太陽が日本にいたら今頃、助けを求めてるはず。
でも、いないから…今は、自分が強くならないと。
そう思ったけど、戻ろうとすると急に震えが止まらなくなる。
正直泣きたいくらい怖い。
先日、新くんから連絡が来た時でさえ震えたのに…顔を見たら更にだった。
具合悪くなったって言って帰ろうかな。
トイレが長ければ長いほど、具合悪いっていう理由も成り立つよね。
けど、これ以上心配かけるのも…
と、思って私は深呼吸をして、トイレの扉を開いた。