男女に友情は存在しない。
『先飲んでよっか』
「はい、そうしましょう。先輩、何飲みますか?」
『私はカクテル飲む〜』
「私は、ハイボールで」
と、いうわけで…先輩たちが来る前に後輩ちゃんとお先に乾杯をして飲み始めた。
仕事を頑張ったからこそ、美味しいお酒。
『美味しい』
「生き返りますね」
『ほんとに!今週、頑張った証拠だね』
後輩ちゃんと話しながらも太陽がいたら、もっと良かったのに何て不意に太陽の事が頭に浮かんだ時だった。
「お疲れ〜」
と、先輩2人が合流した後ろに私が1番会いたくなかった人が立っていた。
正直、恐怖すぎて声が出なかった。
「新!梨紗知ってるよな?」
先輩はそう言った。
『あ、はぃ…』
「奈々ちゃんは初めましてだよね?」
「はい、初めましてです。中澤奈々と言います。よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします。なんか、楽しい会にお邪魔させてもらってごめんね」
恐怖だった。
こんなところで会うとは予想もしていなかった。
正直、ここからどう投げ出すかしか頭になくて…太陽のことでさえ、頭に浮かばなかった。
「梨紗、久しぶりだな」
『ぁ、ぅん』
「なに?既に知り合いだったの?」と、先輩が言った。
何も聞かないで欲しい。
新くんもそう言って、何をアピールしたいんだらう。
最悪だった。