男と女に友情は存在しない。




最近は、仕事終わりに会社から少し離れた場所で待ち合わせをして新くんと一緒に帰るのが定番になっている。

1ヶ月後くらいにはすっかり敬語もなくなって、むしろ生意気になっていた。






早くも付き合って半年が経とうとしている。




最初は手を繋ぐのでさえ、緊張してたけど…今じゃ自分から手を繋いだりもする。





今日も手を繋いで新くんの家に一緒に帰宅した。





『もう、ほんと無理なんだけど!』


と、

新くんに愚痴を吐くと「あいつがおかしい」といつまでも私の味方でいてくれた。






新くんは優しくて、甘えん坊なイメージ。



先輩とはまた違う一面が見れて、そのギャップに日に日に好きになっている感じ。






『だよね、新くんもそう思うでしょ』

「梨紗は頑張ってるもんな」

『今日だってさ…』




私の発散時間が始まった。



明日仕事がお休みだから今日は新くんのお家にお泊まりすることになった。

新くんも一人暮らしをしていたから…たまに遊びに行ったり、私の家に来てくれたりしていた。





「頑張ったな」と言ってキスをされた。

新くんはこれが目的だったらしい。





キスをすると満足したかのように台所に立って、夜ご飯を作ってくれた。



正直、料理は新くんの方が上手です。

だから、お任せして新くんの横でちょっかいを出す係。






「やめろって」

『お腹すいた〜』

「待ってて」

『いつもありがとう、新くん』

「急に改まるの?」

『たまにはいいかなって』と、言ったら笑っていた。





今は新くんの笑みを見るのが幸せだったりする。






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