男と女に友情は存在しない。
6.




今日は仕事終わり、真っ直ぐ家に帰ろうと思ってそれを実行させた。




最近、太陽の家に寄ってから帰っていたから…

久しぶりに早く帰って来ることができて新鮮だった。




新くんより先に帰ってきてたから、ご飯も作って一緒に食べようと待っていた。





そしたら、まさかの連絡なしの11時すぎ帰宅。

さすがに、待てなくて9時頃に1人で食べてしまった。





『帰ってくるの遅かったね』と言うと「うん」と言うだけで機嫌は最悪だった。




私は必要以上に話しかけず、普通にしていた。



けど、私と同じ空間にいたくないらしくて…お風呂に入った後すぐに寝室に行ってしまった。




え、ご飯は?

え、何も話さないの?え、そういうのアリなんですか?







『新くん、ご飯作ったんだけど食べない?』




私は、自分の気持ちを押し殺して、無にして聞いた。

無にしないと絶対喧嘩する。と、自分なりの我慢方法だった。





「食べない」

『新くん、怒ってるの?』

「梨紗と話したら喧嘩になりそうだから」

『何で?』

「わからない?」

『わかるけど、私の気持ちは理解してくれないの?』

「理解できるか?」

『新くんには1番理解して欲しかった』

「そんな心広くないし」

『会ってること自体が嫌なの?』

「梨紗が支えることじゃなくね?」

『今の太陽の苦しみを知らないからそういうことが普通に言えるんだよ。私でさえ苦しいのに…』

「じゃ、あいつと付き合えばいいじゃん」

『私の友達をあいつって呼ぶのもわからないし…そういう発想になるのもわからない。』

「次、あいつと会ったら梨紗と別れる」

『…ねぇ、何で?』







1番理解してほしい人に理解されない苦しみ。

苦しみと共に、やっぱりか!と思うしかなかった…



私は、涙が止まらなくて…でも、新くんは私に背を向けて寝る体制に入った。




今の新くんは私を支えようともしてくれない。





『ねぇ、別れるなんて言わないでほしい』




「会わなきゃいい話だろ。それくらいできるだろ?と、言われて何だか、どん底な気分だった。




< 51 / 132 >

この作品をシェア

pagetop