(株)フリークス
春と修羅場

既にパンイチだった僕は、一瞬の思考で選択肢を鮮やかにまとめあげた。


1、このまま行為を続けるか、

2、急に眠くなったふりをしてやり過ごすか、


3、話し合ってお互いただの同僚へ戻る努力をするか、


つまりこの3つだ。


彼の、いや彼女の、いやいややっぱり彼の腕を擦りながら、1番と2番のアイデアには無理があるなぁと考えていると、何故だか無性に悔しくなり、


涙が


枕を



濡らした。


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