この恋、上方修正銘柄です!

「……もう限界、俺」
「げ、限界、って?」
「高辻が無自覚で無防備なんが悪い。……キスしたい。していい?」 

 なんで!?と混乱している間に、そっと顎に手がかけられ、九条の方を向かされる。
 扇情的な黒い瞳が近づいて来て、促されるまま目を閉じた。

 柔らかいものが触れる。ゆっくりとした動きで上唇と下唇を交互に優しく食まれ、吸われる。
 こんなキスをするなんて、反則だ。理性が吹っ飛ぶほどの気持ち良さについ背中に手を伸ばすと、そこに甘噛みが加わり、声にならない声が漏れた。
「可愛い……」
 九条がそう呟いた気がしたが幻聴かもしれない。

 いつの間にか壁際まで押しやられ、気付けばマホガニーの猫脚サイドテーブルに座らされていた。
 ふいに九条の唇が離れたと思ったら今度は耳朶を甘く食まれた。ぞくりとした快感に吐息を漏らし身をよじると、それは躊躇なく首筋を降りていく。

 流れるような動作で背中のファスナーが下ろされ下着のホックも外されて、すんなりと侵入してきた手に直接胸を触られる。
「……え、ウソ……ちょっと、九条く、ん…ッ…」
 先端を優しく弄られ言葉の続きを失った。
 その隙に左手は腰のラインをなぞり、スカートの中に入ってこようとする。

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