夏のせいにして
ーーー陸斗sideーーー
懐かしいな、ミニトマトの話
3人で留守番した時の話
俺はお前が喜ぶことがしたかった
口で何かを言うのは得意じゃない
だからうまいミニトマトをあげたかった
雷で震えるお前を守りたかった
ただそれだけだった
「ありがとう!りっくん!」
なんて言うんだもんな
そんな笑った顔見せられたら
毎日水やりして枯らさないようにしてよかったって
俺は満たされるんだ お前が笑ってると
今日の作ってくれた飯
めっちゃうまかったな
いい嫁プロジェクトだの言ってたが
誰の嫁になるつもりだあいつ
あほか
俺はひとつ大きいため息をつき
ソファーから立ち上がった
ーーー陸斗side ENDーーー