夏のせいにして

『陸斗くん返事どうしたんだろうね〜、なんであんたなんも聞いてないのよ〜』


なんでって私も今知ったんだもん


「さあね〜私から言えることはなーんにもないかな」


なんか変な感じ、思わず深い息が漏れる


胸のあたりが ずーんって重い感じ



坂を登りきって校門が見えてきた


生活指導の先生が校門前で挨拶をしている



『陸斗せんぱ〜い!』


聞きなれた名前に耳が反応した


人間はうるさい場所でも自分の知ってる曲や名前は小さくても聞こえづらくても、聞き分けられると聞いたことがある


声の主を辿ると



ですよね、、



一ノ瀬美姫ちゃん


そしてその美姫ちゃんが駆け寄る先には


陸だ

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