こちら、溺愛ミステリー部!②〜謎解きはもっと、甘くなる〜
「良い男落ちてねえかなぁ〜」

お昼休み、しずくちゃんが口悪くいった。

「し、しずくちゃんっ。どうしたの、急に!!」

なんかしかも性格変わってないかな……?

なにか嫌なことでもあったのかな……。

そしたら、親友のわたしがなんとかしないと!!

「いやー。だってさ?凛花ちゃんだってこんなにいい恋してんだよ?わたしだってしたいよー。」

パンを齧りながらもそもそとそう言うしずくちゃん。

「しずくちゃんは可愛いからすぐに彼氏できるよ!」

わたしがそう励ますも……。

「わたしの恋はね凛花みたいに順調じゃないのよ…。」

とほほ…と泣き笑いしているしずくちゃんに、苦笑いを交わす。

「わたし…恋あんま興味ないよ……。彼氏なんていたことないし……。」

「なわけない!響さまにそんなに愛されて…ほんと幸せものよ!?凛花ちゃん可愛いんだから!彼氏なんてすぐできるよ!」

ひ、響くんの存在、すごい……と改めて感じた。

「そ、そうかな……。」

「ー何の話してるの?」

あははと苦笑いをした時、後ろから響くんの声がした。

「きゃあっ、響さまっ!」

周りの女の子たちがどよめく。

「え、えと……響くん……。」

わたしが困った顔で愛想良く笑う。

…うわ〜。

わたし、めちゃくちゃ睨まれてるんですけど……っ!

じろりと隠そうとしない視線がわたしに突き刺さる。

……お、女の子の友達を100人作るのが、夢だったのに……。

わたしの夢は、叶いそうにない、と肩を落としたのだった。



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