Ribbon ~囚われた天使~
♡──────────────────────♡
「な・・・あれ、弧影先輩だよな・・・?」
「あ、え、若様・・・⁉」
案の定、2年の燦くんが教室に来たことで驚き慌てる男の子たち。
『若様』と呼ぶ子はおそらく、弧人の子だろう。
弧人のほうが犬人&猫人よりも位が高いけど、慧伊くんと朧くんだけが生徒会役員だから、きっと能力値。
慧伊くんと朧くんがすごい・・・ってことかな。
「女子生徒もいるぞ・・・人間だ」
「生徒会の方々と知り合いなのか・・・?」
ほら、早速ヒソヒソされてる・・・!
悪目立ちしまくりだよ、女の子がいないことに感謝するしかないよ・・・!
「さ、燦くん、手離して・・・。ほら、もう行くから」
「・・・わかった。また昼に」
「・・・え?お昼・・・」
なんだか聞き捨てならない言葉が聞こえたので反復すると、誤魔化すように『じゃあ』と言って去って行ってしまう。
逃がした・・・でも本当にお昼ってどういうこと・・・?
「ねぇ慧伊くん、」
「あーよしっ!席決めよ!」
・・・誤魔化された。
これは朧くんも教えてくれなさそうなので諦めよう。
「席自由なんだね」
「ん?そーだよ。・・・ここらへんにする?」
慧伊が指差したのは入口から一番遠い席。
つまり、一番後ろの端っこだ。
「色々教えながら授業受けるからさ」
「前で話されるのは迷惑でしょ」
息ピッタリだ。その気遣いまでピッタリなんて、仲が良すぎる。
犬と猫で、しかも元気なワンコと優雅なニャンコで正反対と言ってもいいのに、まるで双子のようだ。
もしかして家系が近かったりするのかな・・・。
「HRはじめます。・・・七楽さん?・・・あ、七楽さん、そこにいたんですね。少しだけ前に来てもらえますか?自己紹介だけお願いします」
すると教室に男の子先生が入って来て、一番後ろに座っている私に声を掛ける。
慧伊くんと朧くんと一緒にいるのを見て、納得したように笑んだので、生徒会の件はもう伝わっているんだろう。
「行っておいで」
「なんか言われたらすぐ言って」
慧伊くんと少し不穏な朧くんに見送られ、先生がいる教卓に向かう。
後期の視線にさらされながら話すのって、結構居心地が悪いな・・・。
「愛知県から来ました、七楽澪李です。人間です。よろしくお願いします」
頭を下げて、教室がシン・・・とすると、
「よろしくー!」
と、慧伊くんの声と拍手が大きく響いた。
みんながポカンとする中、朧くんも拍手をはじめて、それに合わせるように拍手が増えていく。
な、なんか・・・驚いているだけで、きっと温かいクラスなんだろうなぁ・・・。
「七楽さんは、生徒会役員です」
「「「「「えぇぇぇぇぇっぇぇぇ⁉」」」」」
さりげなく先生がそう言い、慧伊くんと朧くん以外の子が、大きく目を見開いて叫んだ。
そ、そりゃ驚くよね・・・生徒会役員だもん。人間だもん。
「必要以上の詮索は避けるように。じゃあこの後、集会があるので移動しましょう」
先生──成瀬先生といい、担任らしい──は穏やかで優しそうな人だ。
そんな先生の指示で全員が廊下に並び、どこかへ移動する。
「アリーナに行くんだよ」
「生徒会役員は舞台側だから、アリーナ入ったら付いてきて」
3人で一番後ろに並び、慧伊くんとおぼろくんが親切に教えてくれた。
ぶ、舞台側かぁ・・・目立たないといいけど・・・。
「な・・・あれ、弧影先輩だよな・・・?」
「あ、え、若様・・・⁉」
案の定、2年の燦くんが教室に来たことで驚き慌てる男の子たち。
『若様』と呼ぶ子はおそらく、弧人の子だろう。
弧人のほうが犬人&猫人よりも位が高いけど、慧伊くんと朧くんだけが生徒会役員だから、きっと能力値。
慧伊くんと朧くんがすごい・・・ってことかな。
「女子生徒もいるぞ・・・人間だ」
「生徒会の方々と知り合いなのか・・・?」
ほら、早速ヒソヒソされてる・・・!
悪目立ちしまくりだよ、女の子がいないことに感謝するしかないよ・・・!
「さ、燦くん、手離して・・・。ほら、もう行くから」
「・・・わかった。また昼に」
「・・・え?お昼・・・」
なんだか聞き捨てならない言葉が聞こえたので反復すると、誤魔化すように『じゃあ』と言って去って行ってしまう。
逃がした・・・でも本当にお昼ってどういうこと・・・?
「ねぇ慧伊くん、」
「あーよしっ!席決めよ!」
・・・誤魔化された。
これは朧くんも教えてくれなさそうなので諦めよう。
「席自由なんだね」
「ん?そーだよ。・・・ここらへんにする?」
慧伊が指差したのは入口から一番遠い席。
つまり、一番後ろの端っこだ。
「色々教えながら授業受けるからさ」
「前で話されるのは迷惑でしょ」
息ピッタリだ。その気遣いまでピッタリなんて、仲が良すぎる。
犬と猫で、しかも元気なワンコと優雅なニャンコで正反対と言ってもいいのに、まるで双子のようだ。
もしかして家系が近かったりするのかな・・・。
「HRはじめます。・・・七楽さん?・・・あ、七楽さん、そこにいたんですね。少しだけ前に来てもらえますか?自己紹介だけお願いします」
すると教室に男の子先生が入って来て、一番後ろに座っている私に声を掛ける。
慧伊くんと朧くんと一緒にいるのを見て、納得したように笑んだので、生徒会の件はもう伝わっているんだろう。
「行っておいで」
「なんか言われたらすぐ言って」
慧伊くんと少し不穏な朧くんに見送られ、先生がいる教卓に向かう。
後期の視線にさらされながら話すのって、結構居心地が悪いな・・・。
「愛知県から来ました、七楽澪李です。人間です。よろしくお願いします」
頭を下げて、教室がシン・・・とすると、
「よろしくー!」
と、慧伊くんの声と拍手が大きく響いた。
みんながポカンとする中、朧くんも拍手をはじめて、それに合わせるように拍手が増えていく。
な、なんか・・・驚いているだけで、きっと温かいクラスなんだろうなぁ・・・。
「七楽さんは、生徒会役員です」
「「「「「えぇぇぇぇぇっぇぇぇ⁉」」」」」
さりげなく先生がそう言い、慧伊くんと朧くん以外の子が、大きく目を見開いて叫んだ。
そ、そりゃ驚くよね・・・生徒会役員だもん。人間だもん。
「必要以上の詮索は避けるように。じゃあこの後、集会があるので移動しましょう」
先生──成瀬先生といい、担任らしい──は穏やかで優しそうな人だ。
そんな先生の指示で全員が廊下に並び、どこかへ移動する。
「アリーナに行くんだよ」
「生徒会役員は舞台側だから、アリーナ入ったら付いてきて」
3人で一番後ろに並び、慧伊くんとおぼろくんが親切に教えてくれた。
ぶ、舞台側かぁ・・・目立たないといいけど・・・。