僕の進む道
僕の、今
別れ
電子メールに打ち込んだ、短い文。
私たち・・・別れよう
切り出したのは、私からだった。
送信ボタンを押して、数日。君からの返信。
そうだね、別れよう
あっさりした終わりだったと、今でも思う。声も聞かず、私たちの関係は終わった。この一年、私たちの関係を知るのは数人で、終わったということを知ったのも、その数人。関係が始まったのは、小6のはじめだった。そのときはただうれしかった。
放課後の教室・・・もうほとんど覚えていない。
ただ、彼からのひと言。
「好きです」
簡潔だった。でも、ずっと片思いだった私にしてみればそれはすごく重くて嬉しい一言。
「私も」
そう、うつむいて答えた。伏せていた目を上げると、目の前に私より赤くさせた彼がいて、微笑みがこぼれた。
私たち・・・別れよう
切り出したのは、私からだった。
送信ボタンを押して、数日。君からの返信。
そうだね、別れよう
あっさりした終わりだったと、今でも思う。声も聞かず、私たちの関係は終わった。この一年、私たちの関係を知るのは数人で、終わったということを知ったのも、その数人。関係が始まったのは、小6のはじめだった。そのときはただうれしかった。
放課後の教室・・・もうほとんど覚えていない。
ただ、彼からのひと言。
「好きです」
簡潔だった。でも、ずっと片思いだった私にしてみればそれはすごく重くて嬉しい一言。
「私も」
そう、うつむいて答えた。伏せていた目を上げると、目の前に私より赤くさせた彼がいて、微笑みがこぼれた。