叶わぬ恋
「ではどうぞ~。ちなみに好きな色はなんでしょうか。」
「好きな色…?薄い紫かなっ。」
「かしこまりました。あと5分ほどで来てくれるそうなので、待っていてください。」
「ねぇ、雨宮って呼んでもいーい?」
「もちろんです。」
やった!
友達(?)が増えた‼
「何歳なの?」
「今年で20歳になります。」
「え!いいなぁ。お酒飲むんでしょ。そういえば彼女っているの?」
「シークレットです。」
はぁ。
別にいないって言ってもいいと思うんだけど…。
「じゃああたしが初めての彼女になる!」
「いや、ちょっと無理があります。それにわたくしは紗良様の執事なので。」
「ふーん。一緒のベッドで寝てるの?」
「そそ、そんなわけないっ‼」
「顔赤すぎ。紗良ちゃんのこと好きなの~?」
「えぇ?い、いや。別にそういうわけでは…。」
紗良ちゃん確かにかわいいからね。
誰でも惚れちゃうよ。
「紗良様は家でとてもドジなんです。前は醬油をコーラと間違えて一気飲みしようとしてました。」
そういうのって漫画の世界だけじゃないの⁉
てか醤油一気飲みしたら死ぬくないか。
「到着したみたいです。こちらへどうぞ。」
「綺麗な車…。もしかしてあたしが薄紫色が好きって言ったからこの色に⁉素敵ね。ありがとう!」


