【恋愛×サスペンスホラー】イケメン年下後輩くんは、私の耳を溺愛する
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唯楓が婦人警官とともに病院に入るのを見て、邑野の同僚刑事は安堵のため息をつく。
「捕まってよかったですねえ。一時は警察関係者が犯人だ、なんて噂も出て」
「警察が疑われるなんて最悪だ」
邑野は渋面で答える。
スマホが鳴り、ふたりは表示されたものを見る。
「あの男、『俺は無実だ、標本は闇サイトで手に入れた』って主張してんのか」
同僚の言葉に、邑野は険しい顔になる。
「犯人は否認するものだ。自供を引き出すためにも裏付けを急ごう」
「ういっす」
同僚刑事が車の運転席に乗り込み、邑野は振り返って病院を見る。
この前の女の耳を切り取った道具は、こっそりと伊原の家に置いてきた。DNAがついているのだ、犯人で間違いないとなるだろう。ほかの物証を偽装するのも刑事の自分なら簡単だ。
「それにしても彼女、いい耳をしていたな……」
邑野は舌なめずりをして、車に乗り込んだ。
終


