【恋愛×サスペンスホラー】イケメン年下後輩くんは、私の耳を溺愛する
「ネットの掲示板には不特定多数が書き込みます。警察でもチェックしているんですよ。気になったものは片っ端から捜査します。中でも外耳切断連続殺人事件への異常な怒り、耳への執着……彼の書き込みは特異的でした」
膨大な数があっただろうに、地道な捜査の結果、彼にたどりついたのだろう。警察には頭が下がるばかりだ。
「捜査過程で、あなたを尾行していました。彼の脅威から守るためだったとご理解いただければ幸いです」
「はい」
怖かったけど、私を守るためだったなんて。
「だけど最初の事件は十年前ですよね? そのころなら彼はまだ十六歳で……」
「体格は大人とほぼ同じ。充分に犯行は可能です」
少年が犯人だなんて、今まで思いもしなかった。ましてや、大人になってまっとうに社会人をしていたなんて。
私はいったい彼のなにを見ていたのだろう。つきあってと言われ、結婚を申し込まれ、舞い上がって。
病院に着くと、私は車を降りた。
一緒にきた婦人警官がつきそってくれるという。
「助けていただいてありがとうございました」
私は改めて邑野さんに頭を下げる。
「いえ。後ほど彼女から聴取をさせていただきますので、よろしくお願いします」
「はい」
私はもう一度頭を下げて、婦人警官と一緒に病院の中に入って行った。
だけど。
疑問が出てきて、私は首をかしげる。
私が見つけたのは頭部の標本。あの事件では耳だけを切り取ってたよね?
膨大な数があっただろうに、地道な捜査の結果、彼にたどりついたのだろう。警察には頭が下がるばかりだ。
「捜査過程で、あなたを尾行していました。彼の脅威から守るためだったとご理解いただければ幸いです」
「はい」
怖かったけど、私を守るためだったなんて。
「だけど最初の事件は十年前ですよね? そのころなら彼はまだ十六歳で……」
「体格は大人とほぼ同じ。充分に犯行は可能です」
少年が犯人だなんて、今まで思いもしなかった。ましてや、大人になってまっとうに社会人をしていたなんて。
私はいったい彼のなにを見ていたのだろう。つきあってと言われ、結婚を申し込まれ、舞い上がって。
病院に着くと、私は車を降りた。
一緒にきた婦人警官がつきそってくれるという。
「助けていただいてありがとうございました」
私は改めて邑野さんに頭を下げる。
「いえ。後ほど彼女から聴取をさせていただきますので、よろしくお願いします」
「はい」
私はもう一度頭を下げて、婦人警官と一緒に病院の中に入って行った。
だけど。
疑問が出てきて、私は首をかしげる。
私が見つけたのは頭部の標本。あの事件では耳だけを切り取ってたよね?