隠しても無駄ですよ、先輩。〜芋女を演じる私と、全部お見通しな後輩〜
「ひなちゃん、私が男子と接点あると食い気味だよね」
「あったりまえでしょ!さっきも言ったけど、深月には幸せになってほしいんだから」
今はただ、観察するだけでいい。
自分から近寄ることはしない。宮村の行動をひたすら観察して、信用ができたら話すし、できなかったら何もない。それだけのこと。
「学年も違うし、関わることも少ないし。申し訳ないけど、ひなちゃんが思ってるような結末にはならない…かな」
「ふーん。あ、そういえば今日、一年の委員会見学あるみたいだよ。今日の当番、私と深月だけど…どうする?」
「えー…っと……一人でお願いできたり…する?宮村と委員会被りたくなくて」
「そういうと思ってた笑。いいよ。今日やること少ないし、一人でやってやんよ!」
任せなさい!とやる気満々のひなちゃんは、本当に頼りになる。
元々、ひなちゃんは体育委員会だったけど、一人で図書委員になった私を心配して、わざわざ二年に上がったタイミングで委員会を変更してくれた。