地味に生きたいのに、黒歴史(人)が追いかけてきます。
1章 黒歴史がやってきた

再会の6月

私 白石絃

<西煌学園高等部>の2年生。

私は、人生の" モットー "を持って生きている

それは…

『地味』ということ!

それを目指すようになったきっかけは、私は中学生の頃に、大きな黒歴史を残してしまったから。

過去は捨てて、誰にも目立たないように生きていくんだ!

「絃っ」

「…おはよ。」

「しぃちゃん、凪くん
おはようっ!」

しぃちゃんこと、椎名 那月ちゃん。

凪くんこと、丹羽 凪 くん。

2人ともクラスで唯一、私と仲良くしてくれる友達。

しぃちゃんは高校の入学式で知り合って、意気投合。

ミルクティーのような淡い髪色をした美人さん。

凪くんは凄く綺麗な顔立ちをしていて目立つよなぁ…と思っていたけど、実は目立ちたくないっていう願いがあるらしく、意気投合。

今は3人で仲良くしてる、大切な友達。

「ねね、絃。
知ってる?
今日、編入生が来るんだって」

「えっ編入生?」

今は、夏前の6月

この時期の編入なんて…なにか事情があるのかな?

「すげー絶妙な時期だよな。
4月に間に合わなかったとか?」

「しかも、凄い美形らしいの。
紅色…みたいな」

紅色…。

私の脳裏に、1人の顔が浮かぶ

いやいや…まさか…ね。

「おいお前らー席に着けー。」

話していると、担任の先生がやってきた

「やばっ
また後でね、絃っ」

「また」

「うんっ!」



「お前らも知ってるだろうが、今日は編入生が来てる」

ざわっ

みんな気になってたんだなぁ…

「入ってこい」

ガラッ

「…え…?」

──やって来たのは、紅の髪を靡かせた、1人の青年でした。
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop