甘い初恋を、もう一度。
 ふぅ、授業終わった。

放課後、わたしはカバンにノートを詰め込んでいる時だった。

「あ、あの、花咲さん、呼ばれてるよ。廊下で」

え…?

1人のクラスメイトに、そう言われた。

呼ばれてる…?わたしが?

「あっ…うん、ごめんね、ありがとう」

わたしはそう女の子に返事をしてから、廊下に向かった。

え?

わたしは思いもよらない人物に、目を見開いた。

…綾人さん、どうしてここに…?

綾人さんは二年生だから、階も一個上のはず。

だから、ここは通らないと思ったのにー。

「華恋。行こう」

手を掴まれて、慌ててつっこけながらも歩く。

…わわっ、綾人さん、いきなりどうしたんだろうっ…。

「…」

わたしはまだ気づかなかった。

鋭いあの視線に。
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