甘い初恋を、もう一度。
「え、えと…綾人さん?」

なんか…怒ってる?

わたし怒らせるようなことしちゃったかな…。

「ああ…?なんだ?どうした?」

やけに歩くのが早いし、眉間にしわがたってるし…。

ほ、本当にどうしたんだろう…っ。

「ごめんなさい、わたし、なにかしちゃいましたか…?」

そうおそるおそると聞いてみる。

「いや…あの女は、誰だ?」

あの女…?

あっ、莉奈ちゃんのことかな?

「莉奈ちゃんですか?わたしの"お友達" ですっ!」

莉奈ちゃん、綾人さんと仲良くしてほしいなっ…!

「お友達…」

なぜか無言で…というか、莉奈ちゃんに対して怒ってる?

いや…そんなわけないか。

「…。そうか。良かったな」

「ふふふ、はいっ…!」

…愛されているのは、あなたじゃないんだよ。

わたしは、それを痛感することになる。

< 18 / 50 >

この作品をシェア

pagetop