甘い初恋を、もう一度。
* * *

ドアを開けると莉奈ちゃんがすぐさまこちらにきて、わたしの腕に飛び込んできた。

「華恋ちゃんっ」

「わわっ、莉奈ちゃんどうしたのっ?」

「大変だよ!綾人さんと華恋ちゃんが付き合ってるって、噂になってる!しかも、華恋ちゃんは中野くんとキスして、華恋ちゃんが悪者になっちゃってるよ!」

「ええええ…」

なんだか、めんどくさいことになったな…あはは。

「ねえ、あれが花咲さんだよ」

「うっわ、浮気するとかやばいよねぇ〜」

あちこちからそういう声が聞こえてくる。

あー。わたしの人生終わったな…。

「華恋、ちゃん…」

「莉奈ちゃん!わたしはヘーキヘーキ!安心して!」

わたしは無理やり笑顔をつくって、莉奈ちゃんに言う。

「そう…?」

困ったように笑った莉奈ちゃん。

わたしはもう、こんなことはしないと決心した。
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