ホテルの怖い話短編集
飯島さんという男性客でチェックインしたときに偶然見かけたけれど、腰の低い優しそうな60代の紳士だった。
ビシッときめたスーツに綺麗に整えられた白髪で、黒いスーツケースをひいて歩く姿はいかにも仕事ができそうに見えた。
もしかしたら、どこかの社長や会長なのかもしれない。
「飯島さんは一週間ほど連泊するんですよね?」
田辺さんについて歩きながら質問する。
たしか、申し送りにはそう書いてあったはずだ。
「田辺さんはいつも仕事で最上階に泊る方だから、仕事が終わるまではここにいるわよ」
「へぇ! ってことは、延長もあるってことですか?」
「もちろん」
頷く田辺さんに、私は益々関心してしまう。
ビシッときめたスーツに綺麗に整えられた白髪で、黒いスーツケースをひいて歩く姿はいかにも仕事ができそうに見えた。
もしかしたら、どこかの社長や会長なのかもしれない。
「飯島さんは一週間ほど連泊するんですよね?」
田辺さんについて歩きながら質問する。
たしか、申し送りにはそう書いてあったはずだ。
「田辺さんはいつも仕事で最上階に泊る方だから、仕事が終わるまではここにいるわよ」
「へぇ! ってことは、延長もあるってことですか?」
「もちろん」
頷く田辺さんに、私は益々関心してしまう。