悪役令嬢なの!見た目ヒロインなのですが
「お嬢様」
と呼ぶ声が聞こえて来た。
瞼を開けるとズキリと頭が痛む
大学の帰りにバイトに向かって歩いていたその時、車が突っ込んで来てそれから記憶がない。

ここは何処なの?
周りを見渡すと中世ヨーロッパの部屋の様
『凄くゴージャスなんだけど夢でも見てるの!』

「お嬢様、如何なさいました。」
自分の手を見て驚いた。
『小さな手』

ちゃんとティアリリィーとしての記憶もあった。

ティアリリィー・ロワイレス 公爵令嬢である。
六歳の令嬢に転生してしまったのである。

まずい!悪役令嬢になってしまった。
侍女のマリアが不思議そうに様子を伺っている。

「マリア起こしに来てくれてありがとう」
「お嬢様朝食の用意が出来ました。身支度の用意いたします」
「ありがとう。よろしくね」

私は姿見の前で感嘆する。
プラチナピンクブロンドの髪に大きな可愛いらしい水色の瞳、肌は透ける様に白い
『なんてカワイイの天使か?妖精か!!』
なぜ悪役令嬢なの??

小説では詳しい容姿が解らなかった。
< 1 / 10 >

この作品をシェア

pagetop