愛故に
☆☆☆
そして、付き合ってしばらく経った頃、初めて彗斗くんが私の部屋に泊まることになった。
今日はいつもより少し静かな夜だなぁ…。
2人とも何度も顔を見合わせて、そのたびに照れて笑う。
「美月緊張してる?」
「もちろん、すっごく緊張してる。」
「ははっ、可愛い。本当に美月が愛おしくて仕方ない。」
「け、いとくん…。」
彗斗くんが優しくそっと私の手を握った。
「怖くない?大丈夫?」
「……うん。」