青春予報

ジンバブエに行きたい男子・・・

そのころ、みんなやたらとジンバブエドルが好きだった。
「おいおい、知ってるか?」
男子がじゃれ合って話すのはいつもジンバブエドルの話。

何かに取り憑かれているかのように、その話が面白くてたまらないらしい。
「おい。一円は三百兆ジンバブエドルだってよ!」
「そうなのか!?」
「ヤバー」

何が楽しいんじゃ。

おめーらは、ジンバブエに行くのか。
というかジンバブエドルはもう廃止されているはず。

なので、みんな時を遡って楽しんでいるのである。

「ジンバブエドルが、ジンバブエドルが」

うるさいうるさい、ジンバブエ。
この一件で、もう私はジンバブエという単語を聞きたくなくなった。

⋯みなさんの学校にも、こういうのあったんじゃないですかねー。
よくわからない知識の戦わせ合い。

なぜか聞こえてくる、ジンバブエ。

―――今日の夜、あなたの背後に、ジンバブエドルが張り付いているかもしれません。
きーっきっきっきっきっきー。

⋯あのさ、もう時期新しい小説公開しようと思ってるんだけどそのー。
こういう人間が書いたって思ってたら意外とナイーブな小説だったりするの気まずいよね。
それだけ。
笑。

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